国際青少年連合についての日記

国際青少年連合について日本や海外の活動について紹介します。

国際青少年連合IYF 著書「私を引いて行くあなたは誰か」Chapter 4 知恵 その4

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国際青少年連合IYFの設立者であるパク・オクス氏の
著書の紹介「私を引いて行くあなたは誰か」

Chapter 4 知恵 その4

 

命を助けることに価値があると思って進学した医学部。しかし、
入学初日から強制的に飲まされるお酒と利己的な医大生の姿に
私の夢は破れてしまいました。

そして、ワールドキャンプで会った「デュデュ」との約束を
守るため、南アフリカ共和国海外ボランティアに行きましたが
そこで彼女が何か月前ににエイズで死んだという衝撃的な
ニュースを知らされました。

その後、私はその時その時を大事にし、現地の人たちの面倒を
みながら、彼らの痛みと喜びが私のものになる経験をしました。
私をこの世で一番幸せな医者にしてくれたアフリカ。今も
アフリカのことを思い出すと、思わず微笑んでしまいます。

南アフリカ共和国グッドニュースコア海外ボランティア
行って来たパク・ソヨン

 

井の中の蛙のように

生きている人ー続き

自分を信じる心から出てくる考えは、一次元の考えです。一次元的な考え
をする人は、フーリオのように麻薬中毒で悲惨な生活をしながらも、それが
間違っていることに気づきません。しかし、もう少し深く考えれば、
自分が間違っていることがわかります。

それを二次元的な考えと言います。二次元的な考えに到達すれば、
一次元的な考えは間違っていたと気づくでしょう。

心から湧きあがってくる一次元的な考えにだけ従ってはいけません。
一次元的な考えが浮かんだ時、『違う角度で考えてみよう。本当に
この考えが正しいかどうか。』ともう一度考えてみる必要があります。

考えることを面倒がる人は、反射的に生じる一次元的な考えの通り
行動します。一方考えることの喜びを知る人は、決して一次元的な考え
で終わることがありません。

二次元的に考えてみると、正しいと思っていた一次元的な考えが
間違っていたことがわかります。しかし、自分を信じる人たちは、何が
間違っているのかも知らず、自分の方式で生きて行きます。


自分がすならしいと思い、人を無視する人は、自分より優れている
人にまだ会ったことがないからそうなのです。自分が賢いと思う人も、
自分より賢い人に会ったことがないのです。

そういう人はまさに井の中の蛙のような人です。井戸の中にいる蛙は
井戸の中で見る世界がすべてだと思い、自分が一番大きいと思って
いますが、井戸から出て牛に会えば驚くはずです。

このように狭い世界で生きながら、自分がすばらしいと思い、自分の
考えが正しいと思う人は、大きな問題にぶつかったときは挫折してし
まいます。


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