国際青少年連合についての日記

国際青少年連合について日本や海外の活動について紹介します。

IYF JP 国際青少年連合「私を引いて行くあなたは誰か」Chapter 4 知恵 その6

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IYF JP 国際青少年連合「私を引いて行くあなたは誰か」Chapter 4 知恵 その6

IYF JAPAN 国際青少年連合は9月22日(火)~25日(金)まで
東京代々木の国立オリンピック記念青少年総合センター
ワールドカルチャーキャンプを開催します。

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IYF 国際青少年連合の設立者であるパク・オクス氏の
著書の紹介「私を引いて行くあなたは誰か」

Chapter 4 知恵 その6


自分より優れた人に会い
失敗をすることも必要だ

前章で例えた金持ちの家の弟も、自分が頭が良く、やれば成功
すると思っていたために、遠い国に行って持っていた財産を
湯水のように使ってしまいました。

その国に飢きんがあって食べ物にも困った時、自分の愚かさに気づき
ました。彼は自分の友達より優れた部分があると思い、お父さんに
分け前を求め、そのお金で事業をして成功する夢を抱き、遠い国に
旅立ちました。

人は失敗をする前まで、自分より優れた人の存在を知る前までは、
自分に勝るものがいないと思うのです。


この世で将棋の腕が一番だと思った人も、自分より優れた人に会った
ことがなかったため、そのようにうぬぼれていました。しかし、田舎
の老人と将棋を打ってから、彼の考えが粉々に崩れました。

私たちが人生の中で、自分より優れた人に会い、失敗することも必要
です。この世で将棋が一番うまいと自負していた彼は、老人に勝って
ろばに乗りながら、どれほど高慢だったでしょうか。

ところが再び老人と打ったときには負け、しかもわざと負けたと聞いて
自分の本当の実力を知ることができました。

 

人は過ちを犯したり、失敗をしたりしながら、自分が何の取り柄もない
者であることを知れば、心が低くなり、物事を深く考えるようになり
誠実になります。

そうでない人は、自分を高く評価し、人の言うことに耳を傾けられず
自分の主張ばかりします。

そういう人は自分の感情をコントロールする力がなく、ゲームや賭博に
溺れたときに、そこから出られません。

私が刑務所で会った囚人たちは不慮の事故などで刑務所に入れられた人
もいますが、ほとんどの人が自分を信頼したため罪を犯した人たちでした。

心が高くなり、自分を信じると、結局は問題に会い人生の失敗者になり
ます。

聖書に「高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ」という御言葉
があります。自分がすばらしいという一次元的な考えだけをせず、自分が
どんなに足りない者なのかを知り、謙遜な人に変われば、より良い人生を
送ることができます。

 

Chapter 5  「孤立」 へ続く