国際青少年連合についての日記

国際青少年連合について日本や海外の活動について紹介します。

国際青少年連合「私を引いて行くあなたは誰か」Chapter 4 知恵 その6

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 国際青少年連合IYFの設立者であるパク・オクス牧師の著書の紹介

 「私を引いて行くあなたは誰か」

ワールドカルチャーキャンプは9月12日(月)~15日(木)まで

東京代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されます。

写真 グッドニュースコア ハン・ドンウ

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北朝鮮で生まれた父と私は、命がけで脱出することに成功しましたが、
自分で自分のことを決めなければならない韓国での生活は大変でした。


新しい突破口を求めてタンザニアに行きました。そこで私に自然に接し

てくれる彼らの姿を見て、長年、監視の体制の下で生活をしてきて誰に

も心を開けない自分に気づきました。


また、私のことを自分のことのように考えてくれる彼らを見て、心と心

が通じることを教えられました。


人との出会いがどれほど幸せなのかを教えてくれたアフリカで、私は本

当の自由を得ました。

タンザニアへグッドニュースコアに行って来たハン・ドンウ(中央左)


「私を引いて行くあなたは誰か」Chapter 4 知恵 その6

自分より優れた人に会い
失敗することも必要だ


前章で例えた金持ちの家の弟も、自分が頭がよく、やれば成功すると思

っていたために、遠い国に行って持っていた財産を湯水のように使って

しまいました。


その国に飢きんがあって食べ物にも困った時、自分の愚かさに気づきま

した。彼は自分の友達より優れた部分があると思い、お父さんに分け前

を求め、そのお金で事業をして成功する夢を抱き、遠い国に旅立ちまし

た。


人は失敗する前まで、自分より優れた人の存在を知る前までは、自分に

勝る者がいないと思うのです。


この世で将棋の腕が一番だと思った人も、自分より優れた人に会ったこ

とがなかったため、そのようにうにぼれていました。しかし、田舎の老

人と将棋を打ってから、彼の考えが粉々に崩れました。


私たちが人生の中で、自分より優れた人に会い、失敗することも必要で

す。この世で将棋が一番うまいと自負していた彼は、老人に勝ってその

ろばに乗りながら、どれほど高慢だったでしょうか。


ところが、再び老人と打ったときには負け、しかもわざと負けたと聞い

て、自分の本当の実力を知ることができました。


人は過ちを犯したり、失敗をしたりしながら、自分が何の取り柄もない

者であることを知れば、心が低くなり、物ごとを深く考えるようになり

、誠実になります。


そうでない人は、自分を高く評価し、人の言うことに耳を傾けられず、

自分の主張ばかりします。そういう人は
自分の感情をコントロールする力がなく、ゲームや賭博におぼれたとき

に、そこから出られません。


私が刑務所で会った囚人たちは、不慮の事故などで刑務所に入れられた

人もいますが、ほとんどの人が自分を信頼したため罪を犯した人たちで

した。


心が高くなり、自分を信じると、結局は問題に会い人生の失敗者になり

ます。聖書に「高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ」とい

う御言葉があります。


自分がすばらしいという一次的な考えだけをせず、自分がどんなに足り

ない者なのかを知り、謙遜な人に変われば、より良い人生を送ることが

できます。

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